コープランド

投稿者: | 2025年2月21日

2025年2月19日 仏滅
豊郷市民生涯学習センターホールにて

いつもはon timeで始まるのに
この日はなかなか始まらない。

若手のホープの一人
S氏の指導で簡単な体操のあと発声練習。
丁重な指導にもかかわらず
微妙に伝わらず理想的な発声には今一歩。

19時40分頃から
男女別に分かれて
コープランド4つのモテット第4曲
「我等が王を賛美して歌え」2回目の音取り。
第1曲助けて 第2曲嘆きと疑惑 第3曲憐れみ給え
と暗い曲3曲のあと一転して爆発的讃歌。

順次進行が多く取りやすいはずが
そこは勿論アアロン・コープランド
後半ややトリッキーで困難なフレイズが挿入される。

28小節まではシャープ1つのホ短調が基調だが
何の前触れもなく29小節から突然,
テノールいじめの
シャープ5つのロ長調に困難な転調。

テノールは25小節から4小節の長い休止のあと
ふいにDisの音から順次進行の再開。

指導者のS氏は気合で取れというが
気合だけではどこに飛び込んでいいのやら
皆目見当がつかない。

団長はソプラノが27小節で
五線譜上の第1線のEの音を鳴らしているので
その半音下を出せと言う。

理屈ではわかるがテナー全員がフォルティッシモで
正確な音程、美しい音、どんぴしゃりのタイミングで
発音するのは今後の課題である。

指導者の的確で学識高い指導
今日もすばらしいが
一般団員の技術的、音楽学的レベルがバラバラで
団内格差が大きすぎ
ついていけない部分がある。

たとえばこの第4曲は全体が
二分の二拍子の楽曲であるが
四分の四拍子と勘違いしていたメンバーがいるなど
課題山積である。

21時頃から全4パートで合わせ練習。
女声軍がきちんと音取りできているようで焦る。

大学時代2年上級生が
「コープランドとクープランとプーランクの
区別がつかないぜ」と
わめいて笑いをとったことがあった。
作品も作風も国も時代も全然違うのにね。

この作品「4つのモテット」は
21歳のコープランドが
1921年留学先のパリで作曲。

晩年アルツハイマー病になる前の彼は
この名曲を「自分の作風ではない」と
出版されることを渋ったそうである。

蛇足だがCoplandの発音は
カタカナだとコウプランド
コープランドではcoopland 協同組合の国
コップランドではおまわりさんの国。
正確な発音は
国際発音記号、万国音標文字、国際音声字母を
ご参照ください。

今回は珍しくin timeで練習終了。

1秒でも長く練習したいのは当然ですが
公共施設を利用するからには
starting on time
finishing in timeが
基本中の基本。

今回はゆとりをもって退館できました。
メデタシメデタシ。

K.H

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常時団員を募集していますので、一度是非、見学にお越しください。 見学にお越しいただける方は、団ホームページ(http://usho.sunnyday.jp/)の上部のMENU→団員募集からメッセージをいただければ、詳細について改めてこちらからご連絡させていただきます。

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次回は、3月30日(日)、宇都宮市民合唱祭@宇都宮市文化会館に出演します。

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